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自分の中に未来がある BBH分析と言うのは、Body、Brain、Heart(BBH)

神戸経営研究所では、ご契約いただきましたお客様に、当社が開発したオリジナルシステムのBBH分析を活用していただいております。

BBH分析は、Body、Brain、Heartの頭文字を取ったもので、各人の能力値を体、頭、心の三点から見つめることで、能力のバランスと仕事への適性を見定め、欠点を改善し長所を伸ばすことで仕事上での効率を上げ、各人においてはストレスを下げて快適に仕事ができるように方向付けすることが主な目的です。

神戸経営研究所は、このシステムを通して皆様に「気づき」を提供したいと考えています。

経営者のためのBBH

BBH分析の真骨頂は、現状を知り、自分を顧みることで、新たなチャレンジを志すきっかけにしていただくこと。新たなチャレンジの中で、これまでに知らなかったことを知り、新たな気づきを得る礎にしていただけること。身体と、感情と、頭脳との連携を上手にはかることで、これまで以上のパフォーマンスを発揮していただき、更なる人生の未開の地へと歩みを進めていただくこと。いつになっても、いつまで経っても、人は前へと進んで行けるのだと、気づいていただくこと、なのです。

この【経営者のためのBBH】は、企業経営、管理者を目指す方々へのアドバイスを目的に設計されているシステムです。

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社内関係のためのBBH

社内関係に特化したBBH分析は、自分自身の性質と、見てわかる相手の性質とを付き合わせることによって、人間関係を円滑にする目的で作られています。身体と、感情と、頭脳との連携を上手にはかるためには、自分自身について客観的に知ると同時に、相手についても客観的に判断して、付き合い方を考えていく必要があります。
また、この分析を使用するに当たって、これまで以上に相手のことをよりよく知り、お互いにプラスになるような関係の構築に役立ちます。

この【経営者のための人間関係構築BBH 社内関係編】は、経営者や経営者を目指す方々が、参謀役となる社内の方や社外の方々との良い人間関係構築のためのアドバイスを目的に設計されているシステムです。

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対人関係のためのBBH

対人関係に特化したBBH分析は、人間関係を円滑にすることを一番の目的として作られています。自分一人で行動している間は大して問題が起きなくても、人が絡めば思惑が絡み、性格が絡んで、話もストレートには進まなくなるのが、世の常です。
この分析を使用するに当たって、具体的かつ冷静に、相手の資質について知る機会を得て、お互いプラスになるような関係の構築に役立ちます。

この【経営者のための人間関係構築BBH 対人関係編】は、経営者や経営者を目指す方々が、参謀役となる社内の方や社外の方々との良い人間関係構築のためのアドバイスを目的に設計されているシステムです。

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セールスBBH

セールスBBH分析は、特に「セールス」という分野に特化しての資質を鑑みると共に、自分に適したパフォーマンスの上げ方を知り、成果につなげていくことを目的として作られています。身体と、感情と、頭脳との中で、自分が積極的に使える部分と、そうでもない部分というのは、気づかないうちに出てきているものです。自分の傾向を知ることが、今後の対策につながることは言うまでもありません。向いている分野では力いっぱい能力を発揮すると共に、不向きな分野では努力の仕方や忍耐の仕方を変える。自分を理解してさえいれば、できるはずです。

この【セールスBBH】は、営業担当者が、お客様に対して良い人間関係構築を目指すためのアドバイスを目的に設計されているシステムです。

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起業家のためのBBH

起業家向けBBH分析は、新たなチャレンジを志そうとするタイミングにおいて、自分でも知らないような自分の性質について知り、新たな気づきを得ることを目的として作られています。身体と、感情と、頭脳との連携を上手にはかるために、まず自分自身について客観的に見直し、これまで以上のパフォーマンスを発揮する準備を整えること。これが、未開の地においても自信を持って前進し、時に様子を見て機をうかがうための基礎となるのです。

この【起業家のためのBBH】は、起業・創業(第2創業)を目指す方々へのアドバイスを目的に設計されているシステムです。

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BBH分析とは

BBH分析は、性格を分類するに当たって、人間のもつ3つの特性に焦点を合わせることを旨としています。BBHはそれぞれ、Body、Brain、Heartの頭文字を取ったもので、各人の能力値を体、頭、心の三点から見つめることで、能力のバランスと仕事への適性を見定め、欠点を改善し長所を伸ばすことで仕事上での効率を上げ、各人においてはストレスを下げて快適に仕事ができるように方向付けすることが主な目的となります。

性格診断はギリシア時代から始まったと言われていますが、大局的に捉えれば、哲学も神学も自然科学も、人間とはどのようなものであるかを解き明かすために発展していった学問と言って過言でなく、現在様々に展開される文明も文化も、実は私たち自身を見つめる中で派生的に発生したものを享受しているに過ぎないと言ってよいものです。私たちは知的な意識レベルに達したその瞬間からずっと、私たち自身がどのような存在であるのかを知ろうと希求し続けていると言えます。

BBH分析で3つの特性を取り上げたのには、3と言う数字の持つ日常性、特殊性、進展性の素晴らしさを反映させようという狙いがあります。
 三角形が面を形成する原型であり、特徴を反映させるのに適していると考えたからです。

3つの要素、しかも1つ異質なものを混ぜた状態で私たち自身の性格について考えてみようとする時、具体的に認識することのできる「体」と「頭」に加えて、それらに多大な影響を与えていると考えることができるのに異質であるもの、体や頭とは方向性が異なるものを探した上で、「心」を加えることになりました。これにより、これまでにお話させていただいたような「3」の持つ日常性、特殊性と安定性とを、分析の中にも織り込もうと試みております。

また、私たち自身について「変化するもの」「対比するもの」を考える時、前向き-後ろ向き、能動的-受動的、積極的-消極的と言った、様々なペアを思いつくことができますが、ここでもう一つ大切なことは、これらの根本になるペアの概念は「動」と「静」であることを忘れてはならないと言うことです。通常思いつくレベルのペア概念は、大抵は「動」の様子を表す言葉です。前向きと後ろ向きと言う時、どちら向きにエネルギーが働いているかを示していて、いずれもエネルギーとしては動いている状態を指しています。このため、前向きと後ろ向きを一括りにして「動」と見る時、反対の状態を表す言葉はどこにもエネルギーを向けていない「静」の状態があることに、言及しておきたいと思います。

さて、その「体」「頭」「心」と言う3つの要素および「動」と「静」についての分析を深めるために必要になるのが、29問の質問に対する答えと、生年月日とを合わせた30個の要因です。これら質問の答えから、体、頭、心について各々の動と静の状態を調べ、その組み合わせによって、各人の現状におけるモチベーションや仕事への適性を割り出せるように配慮されたものがBBH分析であります。

通常の分析と異なり、生年月日が入っていることに疑問を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、この分析には最初から統計的な目的で生年月日を包含させており、それによって蓄積されたデータを分析にも活用し、分析に参加していただけた方のデータが再び、データベースに極力反映されるような反復構造を取っているためと理解していただければよいかと思います。

既にある程度のデータの蓄積があるため、現状では質問の結果を回収してデータに反映させることはしておりませんが、これまでの蓄積を分析として活用していくために、質問項目に生年月日も含ませた状態で使用していただき、冒頭に書いた目的の通り、仕事の効率を上げたりストレスを軽減したりするための指標としていただければ何よりです。

現状、大別すると8パターン、詳細なレベルでは648種類の分析パターンを持つBBH分析ですが、この辺でそれぞれの要素について詳しくみておきましょう。

body Bodyというのは、行動力とそれをつかさどる意欲のことを指し、単に肉体そのものを指しているわけではありません。何かをするに当たって、体を動かさないと働いた気がしないんだよな、という方が周囲にもいるかと思いますが、それがBodyに重点を置いているタイプということになります。
 言葉で言えば「よし、やるぞ!」「やってやるぞ」「やらなくてどうするんだ」と意気込みを感じられるものが、口から多く飛び出してくるはずです。そして、軍隊の行動形式よろしく、move、move、move、と言わんばかりに常に体を動かしています。

 Body要素が単体で強く出ている場合、やり方がわからなくても、周囲の様子がよくわからなくても、とにかく行動に出てみようとする面が強調されます。身軽さや行動力を褒められることが何よりも好物で、逆に動けない状態に置かれるとストレス値が半端なく跳ね上がっていきます。じっとしていることが苦手なのですね。ただし、意欲だけが強くて実際には行動を伴っていない状態も含まれるので、必ずしも落ち着きのない人ばかりを指すわけでもありません。

 実働部隊としては有難い資質と言ってよいのですが、根本的な問題がないわけではありません。自分が動けているかいないかがメインの判断基準となるため、行動に関係ない部分で発生する問題の感知力が弱く、問題への理解力が低い場合が多いと言うこと。現場で先頭に立って動いていても、何かおかしいと気づくまでに時間がかかるために、気づいた時にはあれこれと大きめのミスや手落ちが頻発するようなことになりがちです。

また、グッとのめり込んでしまえば、人のことを全く気にせず独断で行動を続けたり、「行動しなくては」という強迫観念が生まれたりすることもあります。そして、深く考える時間を自分から全て行動のために供出して、動き回らないと生きていられないサメのように、熱狂的に動き回っているけれどゴールは見えていないと言った事態にもなりかねません。
 行動のスピードが速いこと、行動に出るまでもためらいがないことは素晴らしいことですが、これが向上心とつながっているか、失敗を次に生かす心構えができているかと言った辺りは、経験値が大きく物を言うところであり、自分自身が同じ間違いをしないように頭を使い、周囲の様子も把握していくことが大切になっていきます。

brain次に、Brainですが、思考力とそれを補うひらめきの力をさすもので、やはり脳みそそのものを指しているわけではありません。物事に直面した時、すぐにあれこれと動きださず、じっと考え込む方がいれば、Brain重視型です。言葉で言えば「まず筋道を立ててから」「ゴールを明確にする必要がある」など、行動する前に指針と方策を決めようとするタイプであることは明確です。可能であれば結果のフィードバック方法まで考えたいと思う位の慎重派と言ってよいでしょう。

 Brain要素が単体で強く出る場合は、無駄を嫌って効率的な進行を求める傾向が強くなります。このため、あらゆる事態を想定してとにかく考えに考え、時に奇をてらうような方策を思いついて周囲を驚かせたりします。頭の良さや思いつきについて褒められるとテンションが上がる一方、論理の破たんが何よりのストレスとなり、自分の考えが間違っていた場合、将棋で言えば「詰み」状態に陥った場合、ストレスの上がり方は半端ではありません。

 シンクタンクの素質が非常に高い資質の持ち主ですが、やはり根本的な問題がないわけではありません。視野が広がらないうちは、判断材料が乏しいために折角いろいろと考えても問題の核心を的確に把握することができません。周囲との共有も、何かと上から目線になりやすかったり、逆に自分の考えを言うことに引け目があって何も言わなかったりと、きちんとした共有ができないことも多く、結果として問題の解決につながらないと言う事態も想定されます。

この上、実践を伴わない状態が続くと、現実と理想との乖離がひどくなって机上の空論著しい話しかできなくなったり、現実的な判断を挟まないまま堂々巡りの議論になったりしやすい状態へと突入して言います。いわゆる「頭でっかち」の典型的なタイプと言ってよいでしょう。そして、当然のごとく現実と理論がかみ合わなくなっていく中で、不定愁訴が出るような神経症に陥りやすい面があるので、よく注意しておかなくてはなりません。
 よく考えると言うことは本当に素晴らしいことなのですが、現実問題では理論が純粋に理論だけで存在している場面など、まずありません。並行作業をするに当たっての優先順位を決めたとしても、担当と連絡が取れない、余計な仕事が増える、スケジュールが狂う等々、トラブルはつきものであるため、想定外の事態にも柔軟な対応が取れるよう、心の余裕を持つと共に、やはり経験を積むことが大切になってくるところでしょう。

heart最後にHeartですが、心そのものだけでもなく、いわゆる「マインド」と呼ばれる心理傾向だけでもなく、共感性と協調性とを指すものです。常に周囲に気を配り、人からよく「あ、どうも」と声をかけられている方がいれば、それはHeart重視型と言ってよいでしょう。「全体がスムーズに行くように」「誰もが損をしないように」と、自分自身を単体で認識せず、周囲や全体の一部として認識しているのが特徴的な部分です。

 Heart要素が単体で強く出る場合は、サポート的なスタンスを好む傾向が強くなります。このため、率先して行動に出ることはまずなく、状況の把握と周囲の様子を掴むことに心を砕いていることが多くなります。気が利くことを目にとめてもらえたり、優しいんだねと褒められたりすることでテンションが上がりますが、周囲に「わかちあう」ことの大切さが伝わらなかったり、完全な競争集団の中にあると、共感と協調の働く場所がなくなって大変なストレスにさらされることになるでしょう。

 様々な場面で調整役の資質が非常に高いと言えるのですが、ここでも根本的な問題を見ておかないわけには行きません。あちらを気にかけ、こちらを気にかけ、と軸がぶれやすい面が強く出れば、実際に問題が起きて来たとしても、その核心がどこにあるのかを自力では見出しづらく、問題の共有は自然とズルズル遅くなって行ってしまいます。更に、問題が大きくなって来た時、自分の意志で動いていない感が強いために、何かのせい、誰かのせいという言い訳をしてしまいやすくなるのです。

この傾向が更に強まると、人目を気にし過ぎて本来のゴールを見失い始めたり、自分ばかりを肯定して他者を一切否定してみたり、逆に自分を肯定できなくなって人の言いなりになってしまったりと、本来の自分らしさを失っていく方向に転がってしまいます。何をどうしたらよいのかと思いつめた挙句、心身症にまでなってしまえば、わかちあいも思いやりも吹っ飛んでしまいます。

自分の持つ資質を上手に生かすには、周囲に合わせるだけではなく、ワガママを言うだけではない、ちょうどいいバランスでの「芯」をもつことが大切になっていきます。自分と他人との境目をきちんと分け、必要以上に相手に期待せず、また期待させない分別は必ず必要になってくるはずです。他の要素以上に経験によって成長する面が大きいと言うか、人との関わりの中でしか成長させられない要素であると言っても過言ではないので、常に受動的な態度でいるのではなく、時に能動的に人との関わりを増やしていくのがよいでしょう。
 このほか、これらの組み合わせ型が存在します。Body&Brainなら「ひらめき行動型」、Body&Heartなら「思いやり行動型」、Brain&Heartなら「現場調整型」と言う言葉で表すのが適切かと思われます。そして、全ての要素に重点を置いて行動できている状態であれば、「フルバランス型」として最高のパフォーマンスを誇れる状態にあると予想され、逆に全ての要素に重点を置ききれない消極的状態にあるならば、「オールカーム型」として現状では仕事に従事するには厳しい状態であることが想定されるのです。

ひらめき行動型の場合、考えて動く、ひらめいて動く、動いた結果は自分の中で反すうする、と自分の中での指令系統は非常にハッキリしているタイプであると言えます。非常に思慮深い面もある一方では、思いついたら行動したい衝動が強く、周囲の状況や人の気持ちについては後から反応を見ればいいか程度であまり深く気遣うことはありません。え明確にクレームでも上がれば、場をおさめ効率を上げるために謝罪なり慰労なりの気持ちはあるけどね、位の自由度の高い人であると言えるでしょう。頑固をこじらせた場合、かなり手に負えない状態になることもあります。

思いやり行動型の場合、周囲の状況を見て欠けているところ、手が回っていないと思われる部分を埋める、困っている人に対してはサポートに入るなど、気がついたことに対して即行動に出ていくのが長所です。情に厚い人が多く、頼まれたことも嫌な顔をせず受け入れて行きますが、その際に自分で「あ!」と気づいたことに対しても深く考えずに行動に出てしまうので、少々ウカツで天然タイプと思われることも多いでしょう。また、思いやりを超えた人任せの判断で動いてしまったり、逆に自分自身の心の動きを制御できなかったりと、情動に振り回されることが多いのが欠点になりやすいと言えます。

現場調整型の場合、頼まれたことに対しては迅速かつ的確に対応することを喜びとします。また、周囲の状況を見て自分がやるべきことを把握するのが得意で、頼まれる前に頼まれそうなことを終わらせておく周到さがみられることもあります。ただ、深読みし過ぎて無駄な準備をして時間を浪費してしまったり、論理的を越えて批判的な発言をしてしまったりするため、極端な先読みは止めた方がよいでしょう。何より、自分から意欲的に行動しようと言う積極性には乏しいことが多いため、人数の少ない部署などでは「口先だけ」と思われがちになるでしょう。

フルバランス型については、何をやるにも意欲的ですぐ行動に移せる、周囲の様子をよくみて状況判断も的確、更によく考えていて二の手三の手も視野の内、と言ったなかなか非の打ちどころのない状態を想像してもらえばよいかと思います。ただ、どの面においても「勇み足」というトラップは必ず存在し、勢いがついているだけに良くも悪くも雪だるま式になりやすい傾向が強くなります。アクセルだけでなくブレーキも正常に機能する状態であれば、失敗もフィードバックされやすいですし、本人の成長も著しい時期であると言えるでしょう。

オールカーム型だけは、その他のタイプがどこかしら「動」を含んでいるのとは異なり、全てにおいて「静」の状態であると言うことができます。能動的でも受動的でもなく、インプットもアウトプットもゴメン蒙りたい状態です。エネルギーのやりとり全体から逃げ出したいと思い、殻に閉じこもったような状態とも言えます。かなりの確率で様々な事柄に対して「どうでもいい」という意識が先に立ち、動くのも、周囲に気を使うのも、考えるのも面倒くさいと言った感じでしょうか。

この状態は、仕事以外の面も含め、普通に生活している場合には、あまり陥らない状態と言ってよいものです。イメージ的に説明すれば、風の吹いていない状態が続く屋外であるとか、営業時間内であるにも関わらず電話一本鳴らないシーンとした社内と言った様子に当たり、たまにはあってもおかしくないけれど、ずっとその状態なのは不自然と思われる状態であるからです。しかし、現状ではそのまんじりともしない状態を選択していると分析で出るのであれば、全てをシャットアウトしないと自分を保てないような問題が、自分の中に潜んでいる確率が非常に高いと言うことでもあります。

原因が至極ハッキリしていて、期間限定でやる気も何もなくなっているだけだとわかっていれば、大きな問題にはなりません。その間も注意深く仕事に対峙するよう心がけ、可能であれば周囲にも協力を仰いでフォローに入ってもらい、失敗してしまったなら素直に謝って次からのステップに気をつけると言う形で、粛々と進めていくことができるでしょう。

しかし実際に無気力と言ってよいこの状態が、原因もわからないままに続くのであれば、本格的に自分と向き合い、やる気をそいでいるものが何であるのかを、きちんと考える必要が出てくるでしょう。大概の場合には何らかのストレスが、本来の欲求や能力を妨げる形で邪魔をしているものです。

例えば、Bodyの面で言えば体調不良や体力の低下、睡眠不足、慢性疲労、慢性的な暴飲暴食など、体を動かすことに支障がある原因がないかどうかを、自分自身に問う必要があります。Heartの面で言えば、職場での人間関係の他、自宅でのイザコザ、友人間でのお金の貸し借り、失恋、身内の病気などがあげられるでしょう。Brainの面で言えば、綿密に練った計画が台無しになって思考停止していたり、予想とあまりに違う結末に論理破たんを起こしてしまったり、とにかく考えることが多すぎてキャパシティオーバーしていたりと、様々な要因が考えられます。

この場合、大切になってくるのは、要因が恐らく、一つではないということです。また、何をするのも面倒な状態で、こんな細かいことを考え続けるのは苦痛を伴う場合もあるので、思いついた時にメモをして、メモに書きだされたことを手掛かりに「あんなこともあった」「そういえばこんなことも」と、徐々に探っていく方が無難です。

BBHいずれにしても、Body、Brain、Heartという3つの要素は、常にお互いに影響を与えあいながら、私たち自身の仕事に対するモチベーションを上げ下げし、人間関係での態度を左右し、情熱の度合いや冷静さについても、その時々でバランスを変えていくことになります。このため、分析の結果はその時々の状態で異なるものになる可能性も高く、ある程度の期間をおいて何度か試していただくことをお勧めします。

 質問を通して、質問に答えた人が、どの要素に焦点を当て、重点を置き、労力をつぎ込んでいるかを確認していただくことで、現状での職務適性や人柄を自分自身で再認識していただけることと思います。そして、それを踏まえて、今後精進して行くべき事柄について考えを巡らせ、認識を深めていただければ幸いであります。

 例えどれか一つの要素がメインと言う形で分析が出ても、その他要素が一切機能していないわけではありません。そのため、本人が他の要素にも重点を置きたいと思い、努力するのであれば、エネルギーの分配加減は徐々に変更され、自分が望むようなタイプへと自分を改造して行くことも可能なのです。

 BBH分析の真骨頂は、実際そこにあります。現状を知り、自分を顧みることで、新たなチャレンジを志すきっかけにしていただくこと。新たなチャレンジの中で、これまでに知らなかったことを知り、新たな気づきを得る礎にしていただけること。身体と、感情と、頭脳との連携を上手にはかることで、これまで以上のパフォーマンスを発揮していただき、更なる人生の未開の地へと歩みを進めていただくこと。いつになっても、いつまで経っても、人は前へと進んで行けるのだと、気づいていただくこと。

はるか古代から、私たちは私たち自身を知り、変化を迎えて進化しようと志して来たのです。ですから、ここで今一度その基本に立ち返り、少なくとも、仕事と言う面において能力を最大限生かしていけるように心がけることで人生は格段に充実度と達成度を増して行きます。「汝自身を知れ」と言うギリシア時代からの格言を胸に、BBH分析がその一助として機能できることを大いに期待しています。